すって、はいて、そしてにっこり
泣き虫でおどおどきょどきょどした不思議なイキモノを育てるにしうらーぜのやっぱりミハ総受けのパラレル話。
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泣かしたのは?
三橋の泣き声に反応したのはユウイチロウだけではなかった。
「ユウイチロウ!」
なにかを背負ってコウスケ推参。その雰囲気にまた泣き出す三橋。
「そんなに泣いたらめんたまとけちゃうぞー。」とユウイチロウが三橋のぷくぷくほっぺをつんつんしながらあやしている。
そこで気づいたコウスケが「ごめんなー」と柔らかい髪の毛を撫でてあやす。
フミキは…
「どうしましょ。」
佇んでいた。
ようやく三橋がふぐっふぐっと泣き止んできたところで。
「おまえら!朝の祈りをすっぽかす気か!」
びええええん!
驚きと大きな声とその声が知らない人のもの…三橋の涙腺はこれまた見事に決壊した。
「アズサ、泣かせた。」
ぽつり、フミキ。
え?オレただ人を呼びに来ただけなのに。
「せっかく泣き止んできたに…アズサ、泣かせた。」
なんでこんなに責められないといけないんだ?
「三橋、すぐに怒鳴るのヤだもんなー。」
まだぴきゅぴきゅ泣いている三橋をあやしながらユウイチロウがじーっとアズサを見る。
「アズサ、泣かせた。」
朝の祈りは30分遅れ、その内容も散々であったことを、「神官長も泣く子にゃ勝てない事件」として語り継がれることになった。
結構長い間。
「ユウイチロウ!」
なにかを背負ってコウスケ推参。その雰囲気にまた泣き出す三橋。
「そんなに泣いたらめんたまとけちゃうぞー。」とユウイチロウが三橋のぷくぷくほっぺをつんつんしながらあやしている。
そこで気づいたコウスケが「ごめんなー」と柔らかい髪の毛を撫でてあやす。
フミキは…
「どうしましょ。」
佇んでいた。
ようやく三橋がふぐっふぐっと泣き止んできたところで。
「おまえら!朝の祈りをすっぽかす気か!」
びええええん!
驚きと大きな声とその声が知らない人のもの…三橋の涙腺はこれまた見事に決壊した。
「アズサ、泣かせた。」
ぽつり、フミキ。
え?オレただ人を呼びに来ただけなのに。
「せっかく泣き止んできたに…アズサ、泣かせた。」
なんでこんなに責められないといけないんだ?
「三橋、すぐに怒鳴るのヤだもんなー。」
まだぴきゅぴきゅ泣いている三橋をあやしながらユウイチロウがじーっとアズサを見る。
「アズサ、泣かせた。」
朝の祈りは30分遅れ、その内容も散々であったことを、「神官長も泣く子にゃ勝てない事件」として語り継がれることになった。
結構長い間。
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あさだよー
一人用のベッドの壁側。
もそもそ。
隣に人が寝ているのでびっくり!
もぞっ
よーく見ると、薄暗くてひとりのところから出してくれたひとりだと気づく。
ねてる かな?
そぉーっと手をのばしてほっぺたをさわる。さわった後の手を戻す速度はのばした時の数倍。
さわった時のあったかさにどきどきして、再度そぉーっと手をのばす。
ぴた。
今度は手をほっぺたにあてる。すぅすぅかぐぅぐぅの寝息がほっぺたを伝ってくる。
嬉しくなってもっとさわろうかなとした時。
「ぅおーっす!朝だぞー!」
一分後、大声とか色々に驚いた三橋がぴきゅ~と泣き出し、寝てたユウイチロウがフミキをかっとばしたのであった。
もそもそ。
隣に人が寝ているのでびっくり!
もぞっ
よーく見ると、薄暗くてひとりのところから出してくれたひとりだと気づく。
ねてる かな?
そぉーっと手をのばしてほっぺたをさわる。さわった後の手を戻す速度はのばした時の数倍。
さわった時のあったかさにどきどきして、再度そぉーっと手をのばす。
ぴた。
今度は手をほっぺたにあてる。すぅすぅかぐぅぐぅの寝息がほっぺたを伝ってくる。
嬉しくなってもっとさわろうかなとした時。
「ぅおーっす!朝だぞー!」
一分後、大声とか色々に驚いた三橋がぴきゅ~と泣き出し、寝てたユウイチロウがフミキをかっとばしたのであった。
ねんねの時間です。
小さく切ったリンゴをユウイチロウやコウスケ、ユウトに雛鳥よろしく食べさせてもらったら、む、む、むぅと目をこする。どうやらおなかがふくれて眠くなったらしい。子供用の椅子はないのでテーブルの上に座らせて食べていたのだが、この姿勢はさすがに危ない。タカヤがほいと抱っこして席を立ったとき、そこにいる三橋を除く全員の視線が集まった。
「タカヤ…」
「ユウトは仕事。ユウイチロウとコウスケは報告書があがってきてねぇ。」
「タカヤ、オレは仕事は区切りついてるんだ。」
スマイル0円の笑顔でユウトはよしよしとむにゅむにゅしている三橋の頭を撫でる。
「タカヤのほうは暦のまとめはいいの?」
ぐっとつまったタカヤからさっと三橋を奪い、背中をぽんぽんと叩く。
「三橋、ねんねしていいよ。」
優しくあやす手にほへーとしてた三橋はゆっくりと右手をあげる。コウスケとユウイチロウのほうに。
二人は顔を見合わせニッと笑うとユウトの手から三橋をとる。
「ユウイチロウ、じゃんけん一発勝負!」
「よしきた!」
二人がじゃーんけーんと言ったところまで感覚があったような気がする。
じゃんけんの勝敗を待たず、三橋は二人に抱き抱えられている状態でぐっすりと寝ていたのであった。
「タカヤ…」
「ユウトは仕事。ユウイチロウとコウスケは報告書があがってきてねぇ。」
「タカヤ、オレは仕事は区切りついてるんだ。」
スマイル0円の笑顔でユウトはよしよしとむにゅむにゅしている三橋の頭を撫でる。
「タカヤのほうは暦のまとめはいいの?」
ぐっとつまったタカヤからさっと三橋を奪い、背中をぽんぽんと叩く。
「三橋、ねんねしていいよ。」
優しくあやす手にほへーとしてた三橋はゆっくりと右手をあげる。コウスケとユウイチロウのほうに。
二人は顔を見合わせニッと笑うとユウトの手から三橋をとる。
「ユウイチロウ、じゃんけん一発勝負!」
「よしきた!」
二人がじゃーんけーんと言ったところまで感覚があったような気がする。
じゃんけんの勝敗を待たず、三橋は二人に抱き抱えられている状態でぐっすりと寝ていたのであった。
よしよし。
ユウトに預けたら、あっという間に泣きやんだ。どういったコツがあるのか誰もわからない。が、三橋は泣きやみ、まだ涙が残ってるくりくりおめめでユウトをじぃっと見てる。
「ああ、オレはユウト。はじめまして、三橋。」
ん。と三橋が頷くと、ころりと最後の涙が転げ落ちた。ユウトが怖い者ではないと認識したのだろうか、そのままきゅーと抱きつきながら、部屋の中の人たちを見ている。
「理由は……どうせタカヤだろ?」
『正解。』
ユウイチロウとコウスケが同時に言う。タカヤがこいつだとヨシロウを指さしてもユウトは既に納得してしまっている。
「まぁ、タカヤの雑さは変わらないからね。……で、今日タマゴから出てきたの?」
最初と最後の口調を完全に変えてユウトは三橋に話しかける。水玉模様のむくむくおむつ姿はうんうんと頷く。
「そうか。ようこそ、ニシウラへ。まだ人はいるけど、三橋がびっくりしちゃうから、今日はここまでにしておくよ?」
申し訳なさそうにこくんと頷くとユウトはとんとんと優しく背中を叩いた。大丈夫だよ。の合図。
「よい子だね。三橋は何が食べられるのかな?」
三橋はうーんと考えると、小さい指をまたくるくると動かし出す。浮かび上がる光。出てきたものは……
「丸と川?」
コウスケがタカヤをけっ飛ばす。
「わかった!リンゴとバナナだ。」
ユウイチロウが声をあげて三橋にどうだ?と顔を向ける。三橋の顔がぱぁっと明るくなりうん。と力強く頷く。
「なら、晩ご飯は今日ここに持ち込むから一緒に食べような。」
そうすると少し不安そうになる三橋。それにはなぜかタカヤが入る。
「オレだけと一緒でも…ごふっ」
ユウトの抱っこしていないほうの手が見事タカヤの脇腹に決まる。のたうち回るタカヤを無視して「みんなで食べると美味しいよ?オレたちと一緒に食べてくれるかな?」
うん…
おづおづと、三橋が小さく頷いた。
「ああ、オレはユウト。はじめまして、三橋。」
ん。と三橋が頷くと、ころりと最後の涙が転げ落ちた。ユウトが怖い者ではないと認識したのだろうか、そのままきゅーと抱きつきながら、部屋の中の人たちを見ている。
「理由は……どうせタカヤだろ?」
『正解。』
ユウイチロウとコウスケが同時に言う。タカヤがこいつだとヨシロウを指さしてもユウトは既に納得してしまっている。
「まぁ、タカヤの雑さは変わらないからね。……で、今日タマゴから出てきたの?」
最初と最後の口調を完全に変えてユウトは三橋に話しかける。水玉模様のむくむくおむつ姿はうんうんと頷く。
「そうか。ようこそ、ニシウラへ。まだ人はいるけど、三橋がびっくりしちゃうから、今日はここまでにしておくよ?」
申し訳なさそうにこくんと頷くとユウトはとんとんと優しく背中を叩いた。大丈夫だよ。の合図。
「よい子だね。三橋は何が食べられるのかな?」
三橋はうーんと考えると、小さい指をまたくるくると動かし出す。浮かび上がる光。出てきたものは……
「丸と川?」
コウスケがタカヤをけっ飛ばす。
「わかった!リンゴとバナナだ。」
ユウイチロウが声をあげて三橋にどうだ?と顔を向ける。三橋の顔がぱぁっと明るくなりうん。と力強く頷く。
「なら、晩ご飯は今日ここに持ち込むから一緒に食べような。」
そうすると少し不安そうになる三橋。それにはなぜかタカヤが入る。
「オレだけと一緒でも…ごふっ」
ユウトの抱っこしていないほうの手が見事タカヤの脇腹に決まる。のたうち回るタカヤを無視して「みんなで食べると美味しいよ?オレたちと一緒に食べてくれるかな?」
うん…
おづおづと、三橋が小さく頷いた。
は。
「そもそも三橋、ひよこじゃないし。」
まず泉のツッコミはそこから始まる。三橋はタカヤにまだ抱っこされている。
「タマゴから産まれたらひよこだろうが。」
タカヤ、一刀両断。
「そのむいむいな格好でもか?」
今度はユウイチロウ。これにはコウスケとヨシロウから「むいむいってなんだ!」とツッコミが入る。無視したのは己が表現が間違っていないと確信しているのだろう。
「ちびにひよこ表現使うだろ?」
「……そうか。」
ユウイチロウ納得。
だが、伏兵は思わぬところにいた。
「う!」
三橋が小さな指をユウイチロウに向ける。くるくる。何か文字を書いているようだ。
三橋が書き上げ、指を離すと、ふわっと光が集まる。
「おお!」
「すげぇ!」
「三橋って…?」
「!」
四人四様の反応を見せる。
『おれは、三橋 廉です。』
空中で光る文字。よれよれなそれは小さいからでオーライ。
『ひよこじゃないです。』
「本人がそう言っているんだからひよこじゃないんだろ?」
光がほどけはじめている。部屋の闇に、溶けていくような感じ。
コウスケはふふんと笑いながらタカヤをみやる。
「わかったよ。三橋はひよこじゃない。」
とうとうタカヤ降参。が。
「じゃあなんだ?」
「神からの遣い。んで、神様の子。」
タカヤがこれでどうだと言ったものは、ユウイチロウによって簡単に解決した。
『はぁぁぁぁ?』
ヨシロウが大声をあげる。瞬間、ぴゃっと飛び上がって驚いた三橋の顔がみるまに歪む。
「わぁぁぁん!」
泣き出した。これにはタカヤも対応ができない。
すかさずユウイチロウが三橋をとりあげるとあやしはじめる。が、泣き止まない。
「どうしたの?」
その時ドアが開いて、廊下で騒ぎを聞き付けたのであろう人物が入ってきた。
「ユウトか…」
コウスケがまた狭くなったと舌打ちした。
まず泉のツッコミはそこから始まる。三橋はタカヤにまだ抱っこされている。
「タマゴから産まれたらひよこだろうが。」
タカヤ、一刀両断。
「そのむいむいな格好でもか?」
今度はユウイチロウ。これにはコウスケとヨシロウから「むいむいってなんだ!」とツッコミが入る。無視したのは己が表現が間違っていないと確信しているのだろう。
「ちびにひよこ表現使うだろ?」
「……そうか。」
ユウイチロウ納得。
だが、伏兵は思わぬところにいた。
「う!」
三橋が小さな指をユウイチロウに向ける。くるくる。何か文字を書いているようだ。
三橋が書き上げ、指を離すと、ふわっと光が集まる。
「おお!」
「すげぇ!」
「三橋って…?」
「!」
四人四様の反応を見せる。
『おれは、三橋 廉です。』
空中で光る文字。よれよれなそれは小さいからでオーライ。
『ひよこじゃないです。』
「本人がそう言っているんだからひよこじゃないんだろ?」
光がほどけはじめている。部屋の闇に、溶けていくような感じ。
コウスケはふふんと笑いながらタカヤをみやる。
「わかったよ。三橋はひよこじゃない。」
とうとうタカヤ降参。が。
「じゃあなんだ?」
「神からの遣い。んで、神様の子。」
タカヤがこれでどうだと言ったものは、ユウイチロウによって簡単に解決した。
『はぁぁぁぁ?』
ヨシロウが大声をあげる。瞬間、ぴゃっと飛び上がって驚いた三橋の顔がみるまに歪む。
「わぁぁぁん!」
泣き出した。これにはタカヤも対応ができない。
すかさずユウイチロウが三橋をとりあげるとあやしはじめる。が、泣き止まない。
「どうしたの?」
その時ドアが開いて、廊下で騒ぎを聞き付けたのであろう人物が入ってきた。
「ユウトか…」
コウスケがまた狭くなったと舌打ちした。
HN:
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